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Ubuntuでサーバー構築7|ドメイン取得編

はじめに

WEBブラウザを用いてWEB検索をする場合、IPアドレスではなく、普通はドメインを用いて検索します。 例えばこのページのドメインはaafox.netであり、いちいちIPアドレスを入力してないですようね。ということで、ドメインを取得しましょう。時代は進化して、今では無料で複数のドメインが取得できます。今回はNO-IPを利用して、ドメインを無料で取得してみましょう!

NO-IPサービスを利用したドメイン取得

  • 登録前に、サーバーにするUbuntuPCのグローバルIPアドレスを調べましょう。
  • NO-IPのページに移動し、新規会員登録を行います。
  • ログインした後、以下の部分をクリックします。
  • Create Hostname」を押して、以下の内容を入力します。

これにより、ドメインが発行されました。No-IPの場合、3個までドメインを発行できます。ちなみに、上述した作業をすることで、DNSサーバーの設定も完了しています。無料でここまでさせてくれるのはすごい。

動的IPアドレス対策

ISPにより、グローバルIPアドレスが変更された場合に、ドメイン名とグローバルIPアドレスの紐づけを 自動的に行う処理をサーバー側に組み込みます。次の手順で設定します。

  • ddclientをインストールします。
$ sudo apt install ddclient
  • インストール後、設定画面が表示されます。次のように入力します。
  • 「Dynamic DNS service provider」として、「その他」を選択します。
  • 「Dynamic DNS update protocol」として、「dyndns2」を選択します。
  • 「Dynamic DNS server」として、「dynupdate.no-ip.com」を入力します。
  • 「Username」として、「no-ipのアカウント名」を入力します。
  • 「Password」として、「no-ipのパスワード」を入力します。
  • 「Password」を確認として、もう一度聞かれるので同じものを入力します。
  • 「ddclientを設定しています」と聞かれるので「Enter」を押します。
  • 「IP address discovery method」として「web-based IP discovery service」を選択します。
  • 「Hosts to update」として「no-ipで発行したドメイン名」を入力します。
  • 「ddclient」の自動更新を、以下のコマンドで有効にします。
$ sudo systemctl start ddclient

これにより、ドメインとIPアドレスの自動更新が設定されました。

おわりに

ここまでの作業でWEBサーバーを構築するための下準備が完了しましたよ!次は、Apacheを導入して、WEB管理人としての 一歩を踏み出しましょう。