はじめに
WEBブラウザを用いてWEB検索をする場合、IPアドレスではなく、普通はドメインを用いて検索します。 例えばこのページのドメインはaafox.netであり、いちいちIPアドレスを入力してないですようね。ということで、ドメインを取得しましょう。時代は進化して、今では無料で複数のドメインが取得できます。今回はNO-IPを利用して、ドメインを無料で取得してみましょう!
NO-IPサービスを利用したドメイン取得
- 登録前に、サーバーにするUbuntuPCのグローバルIPアドレスを調べましょう。
- NO-IPのページに移動し、新規会員登録を行います。
- ログインした後、以下の部分をクリックします。
- Create Hostname」を押して、以下の内容を入力します。
これにより、ドメインが発行されました。No-IPの場合、3個までドメインを発行できます。ちなみに、上述した作業をすることで、DNSサーバーの設定も完了しています。無料でここまでさせてくれるのはすごい。
動的IPアドレス対策
ISPにより、グローバルIPアドレスが変更された場合に、ドメイン名とグローバルIPアドレスの紐づけを 自動的に行う処理をサーバー側に組み込みます。次の手順で設定します。
- ddclientをインストールします。
$ sudo apt install ddclient
- インストール後、設定画面が表示されます。次のように入力します。
- 「Dynamic DNS service provider」として、「その他」を選択します。
- 「Dynamic DNS update protocol」として、「dyndns2」を選択します。
- 「Dynamic DNS server」として、「dynupdate.no-ip.com」を入力します。
- 「Username」として、「no-ipのアカウント名」を入力します。
- 「Password」として、「no-ipのパスワード」を入力します。
- 「Password」を確認として、もう一度聞かれるので同じものを入力します。
- 「ddclientを設定しています」と聞かれるので「Enter」を押します。
- 「IP address discovery method」として「web-based IP discovery service」を選択します。
- 「Hosts to update」として「no-ipで発行したドメイン名」を入力します。
- 「ddclient」の自動更新を、以下のコマンドで有効にします。
$ sudo systemctl start ddclient
これにより、ドメインとIPアドレスの自動更新が設定されました。
おわりに
ここまでの作業でWEBサーバーを構築するための下準備が完了しましたよ!次は、Apacheを導入して、WEB管理人としての 一歩を踏み出しましょう。